COLUMN

コラム記事

はっこうする手しごとの会、北村美穂さんの「白味噌づくり体験」

2020年12月22日

はっこうする手しごとの会、北村美穂さんの「白味噌づくり体験」

先日お知らせにも記載していました、12/9(水) 10:30 ~ 13:00にて開催された、「ランチ付きお正月に嬉しい白味噌づくり体験」。

少し遅れてしまいましたが、気になっていた方にも開催の様子をお届けいたします。

プロジェクターで映している資料もわかりやすい。いつもご自宅でのワークショップでは、テレビモニターで映しているそう。

今回も池島先生に引き続き、8名様、満員での開催。
プロジェクターを使って、白味噌のことを説明してくださる北村先生。資料も難しいことは一つもなく、わかりやすく、ゆっくりとていねいに説明してくださいました。

ていねいに皮を剥いた大豆を、煮てすりつぶしたもの。今回は北村先生がこの状態に仕上げて下さった状態から。プロの仕事。
梅小路醗酵所で出来立ての生こうじをワークショップ前に北村先生へご提供し、事前に塩と混ぜこんだもの。こちらも美しい。

説明の後は、いよいよ実体験。 目の前には資料だけではなく、「大豆を煮出してすりつぶしたもの」と、「事前に麹と塩と混ぜこんだもの」が入った袋が2つが用意されています。

一つずつの仕込みの様子と、その手間の理由を聞きながら、目の前にある材料の美しさに思わず目が奪われます。
「美しいものであるべき」という考えは北村さんの美意識、こだわり、愛情、全てがこもった一言です。

いよいよその二つを、混ぜる体験へ。

最初はなかなか混ざりにくいのですが、少しずつ、角度を変えながら混ぜ混ぜ。

やりながら感じたのは、袋のサイズと厚みがなんとも絶妙。ちょうどいい。
大きすぎず、小さすぎず、分厚すぎず、薄すぎず。
ここにもプロの手仕事を感じます。

全体的に混ざり合ったら、ジップ付きの保存用袋へ移すための作業へ。

こぶしか、それよりも少し小さめのサイズ感で丸めていきます。
小さく丸めている意図は、移し替える袋の入り口に、味噌がつきにくいように。
これも、せっかくの醗酵前のお味噌たちを、ていねいに移していくための一手間です。

先ほど丸めたものを3つほど入れたら、空気を抜くようにならしていきます。
この作業もなかなか難しい。。
でも少しずつ味噌っぽくなっていく様子を肌身で感じていきます。

北村先生の白味噌は、熟成させないフレッシュなお味噌なので空気になるべく触れないように扱うことが重要。
そのため、空気をなるべく抜けるようにジップ付きの保存袋に入れるのが一番良いとのこと。

この時点で、フレッシュのお味噌、、、想像しただけでも美味しそうです。

他の生徒さんの空気抜き。上手すぎです。。。

完成!
(ちょっと空気抜きが甘いような気がするけど、、)
お正月ごろにできるのを楽しみに待つぞ〜!

冷蔵庫で保管して、たまに醗酵でのガスが中に溜まっていたりするので、その時には袋を開けて、空気を抜いて再度保管してあげると良いそう。

「自分の子どもだと思って面倒みてあげてください」と北村先生が話す姿は、
今までの仕込みの手間を惜しまない姿と、つじつまの合う【白味噌愛】を証明するものでした。

白味噌づくり体験が終わった後は、
一先前に北村先生が作ってくださった白味噌を使った「白味噌お雑煮」を試食。
先生の白味噌キレイ〜!さすがの一言につきます。

今回はお餅もご自宅でついてきてくださったのだとか。。。贅沢すぎる!
まだ生で水分量が全然違うのがこの時点でわかる。
どこまで手間をかけていらっしゃるのだろうか。。

梅小路醗酵所特製の醗酵ランチと、北村先生が用意してくださった白味噌お雑煮で、皆さんとお食事。
みんな撮影タイムです。

「ちょっと贅沢な日常」に「学び」が合わさる。

自分の人生に何を足すのかは自分で選ぶものです。

梅小路醗酵所が提案するワークショップは、醗酵の世界でつながった方々と一緒に、
多くのお客様へこの素晴らしさを伝えていきたいと思っています。